久留里 の井戸と
関連する地層

~宿泊行事~

  • 日付:2019年6月28日(土)・29日(日)
  • どちらか一日のみでも参加できます。
  • 集合場所:JR 久留里線 久留里駅前 広場(両日とも)
  • 集合時間:28日14:40、29日10:15
  • 参加費:宿泊費5000円+食事代+入浴施設使用料(宿泊者のみ)

 千葉県君津市久留里は、 平成の名水 100 選に選ばれた名水 があるのをご存知ですか。 「上総掘り」と呼ばれる 伝統的な 掘削技術によ る 井戸 が町なかにも多くあり、気軽にこの名水を楽しむことができます。 これらの名水は今話題 の「チバニアン」がある 上総層群国本層とその前後の一部 、 柿ノ木台と梅ヶ瀬層の帯水層からもたらされています 。 今回は久留里で地下水を育む地層 帯水層 と井戸群の観察 、「上総掘り」の学習そして久留里城も見学します。

 今回の学習会は 2 日間にわたっての実施となりますので、 ご都合のつく方は ぜひ宿泊も ご 参加ください。 もちろん、どちらか 1 日のみの 日帰り 参加も 大歓迎 です。


☆千葉 駅 から久留里 駅 へ は高速バスが便利です。
日東交通・ 千葉中央バス カピーナ号( 安房鴨川駅 ・ 亀田病院行 ) 
1 日目
 ①12:15 発 千葉駅 13:23 着 久留里駅前
 ②13:30 発 千葉駅 14:38 着 久留里駅前
2 日目
 ①9:05 発 千葉駅 10:13 着 久留里 駅前
 千葉駅の乗り場は「東口 21 番」(旧千葉三越前付近) です。
 「久留里駅前バス停」から「 JR 久留里駅」へは徒歩3分程度かかります。 ご注意ください。

予定コース :※すべて 自家用 車で移動予定
【1日目】
 14:40 JR 久留里駅前 広場
 →地層の観察(月崎から柳川・石塚に至る林道沿い Byk-E 露頭)
 →自噴井 (市原市飯給)
 →宿泊 (上総オートキャンプ場コテージ) 
※宿泊場所は共用シャワーのみです。お風呂は車で5分程度の入浴施設を利用 する予定です。

【2日目 】
 上総オートキャンプ場コテージ 
 →久留里街なかの井戸めぐり
 → 10:15 JR 久留里駅前 広場(当日参加者合流)
 →久留里城 跡 (資料館・三の丸跡 袖ヶ浦郷土博物館 (上総掘りに関する展示 など 
 →JR 袖ヶ浦駅 15 時~ 1 6 時 頃解散 予定 


参加報告

 6 月 29,30 日に標記の勉強会をおこないました。雨天が影響したことが原因かと思われますが、初日は 8 名 翌日 6 名との参加者でした。
 久留里市場の自噴井は上総層群の国本層一部梅ヶ瀬層の帯水層を利用したもので、主要仕上げ層はチバニアン直下の国本層中部砂層と呼ばれる帯水層がターゲットになってこれは旧来の上総掘りを用いて掘削されたものが多いです。 初日は チバニアンの始まりの候補となるByk E テフラを石塚三叉路の露頭で見て、それから月崎駅に下 り 、県道を左(北側)にそれたところに泥岩を穿った手掘りのトンネルを柿ノ木台から飯給集落にぬけ、養老川河畔の水田地帯に掘られた上総掘りの自噴井 へ 。その日の夜はキャンプ場のバンガローで一泊。朝方の豪雨をやり過ごし、翌日は久留里市場の自噴井をコー スマップに沿って巡り歩きました。 右上の 写真は 9 月 27 日に撮影した深度 670m (梅ヶ瀬層最上部まで)の駅前自噴井です。 9 月の台風 15 号で、近くの建物 の屋根が ブルーシートで覆われたものが散見されました。
 この日幸い雨の影響はほとんどなかったのもイイことに久留里城跡に向かい、尾根道に立地 した久留里城址資料館に入りました。外には上総掘りの実物台の模型が、室内にも上総掘り用のツール類やそれらの原理が展示され、小櫃井川流域の古くからの生活や風習もあわせ非常に充実していました。雨はふらないもののかなりな風の中、終着点 の久留里城址天守閣に行きました。充実した資料館の展示に満足し、当初予定していた袖ヶ浦郷土博物館をスキップして、大多喜町の食堂での昼食後解散しました。 (HI)

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