富士山学習会

~世界遺産の自然を学びましょう!~

  • 日にち:2015年10月31日(土)~11月1日(日)
  • 集合時刻・場所:13時10分富士急行線富士山駅改札口付近
  • 持ち物:筆記用具、宿泊に必要なもの(タオル・着替え等)
  • 宿泊費:一般6000円・学生5,000円・中学生以下4,000円
  • ※金額は予定。他に夕食代・コンパ代が必要となります。
    今回の宿泊場所は、夕食は出ませんので外食となる予定です。 
    宿泊場所等の詳細は、お申込み後の最終連絡でお知らせいたします。 

今度の学習会はなんと、富士山近辺で開催します。周辺の自然、地形や地質を中心とした見学等を中心に行います。ぜひみんなで一緒に宿泊し、いろんなことを学び、いろんな人に会って、いろんなことを語らい、来年3月の発掘にむけた準備をしていきましょう。

10月31日(土)
 13時10分富士急行・富士山駅改札口付近集合  
 浅間神社・富士山ミュージアムを見学し、宿泊場所(河口湖付近)へ  

11月1日(日)
 河口湖・西湖コウモリ穴・紅葉台(西湖南岸展望台)を見学  
 昼食後富士山駅に移動し解散(14:30頃)  

ご参加の方は、別紙申込書に記入し、事務局へ送付してください(10月18日まで)

【交通案内】
10月31日(土)
 ①東京8:58発⇒(JR中央線快速)⇒大月10:52着 
  大月11:03発⇒(富士急行線・普通)⇒富士山11:50着 
  富士山11:27発⇒(富士急行線・普通)⇒富士山12:20着 
 ②東京9:47発⇒(JR中央線快速)10:59高尾
  高尾※乗換11:01⇒大月11:44着 
 大月12:15発⇒(富士急行線・普通)⇒富士山13:07着
※他に有料特急や中央高速バスが利用可能です。  

 11月1日(日)
※富士山駅14:35発⇒(富士急行線・普通)⇒大月15:22着 
 15:39発⇒(富士急行線・普通)⇒大月16:28着 

参加報告

 富士山の山梨県側周辺で2日間にわたり開催されました。ひがし東京友の会から5名、山梨友の会から2名、静岡友の会から2名の計9名が参加しました。
 31日は13:10富士急行の富士山駅に集合し、そこから徒歩で御師町の道をゆっくり登って行きました。このあたりは富士山への信仰登山をする人々の宿坊が立ち並んでいたところで御師(おし)と呼ばれる人が登山のお世話をし、富士山信仰を広めていたそうです。江戸時代から普通の人はなかなか旅行ができなかったので、講とよばれる富士山信仰のグループが村ごとなど各地にできて、みんなでお金をためて毎年代表者を送っていたそうです。 
 その宿坊の一つである旧外川家住宅をまず見学しました。 
 ふじさんミュージアム見学では、富士山信仰についての展示や富士山の大型模型へのプロジェクトマッピングなど楽しく学びました。その後、浅間神社にお参りして日が暮れました。 
 晩御飯は名物のほうとうを客でにぎわっている大広間のような食堂で、はふはふいいながらいただきました。ボリュームたっぷりでした。 
 夜は学習会です。内山さんによる火山としての富士山についてのお話があり、地球の歴史からの富士山の魅力を感じることが出来ました。そしてそのあとのコンパでは今の活火山富士山のように芯は熱いがおだやかに楽しく語りあいました。 
 次の日の朝は前日には仰げなかった富士山が逆光に輝いていました。まず前夜からの作戦通りはじめに青木が原を展望できる紅葉台というところに行きました。途中から舗装道路でなくなり脇を人も歩いていて、申し訳ない気持ちでほこりを巻き上げながら車で向かいました。そこは360度の展望で南側に富士山遠くは南アルプスそして北側には西湖や本栖湖などがみえ紅葉台の名に恥じない眺めでした。青木が原のあたりにそれほど昔ではない貞観(平安)時代にタイムスリップしたように溶岩が流れている様子が想像できそうでした。しかし溶岩はどろどろと表面をゆっくり這っていくのをはじめイメージしていましたが、どんどん溶岩の下から流れてくる量のほうが多いそうでちょっと違っていました。 
 そのあとは西湖コウモリ穴にヘルメットを着けて入りました。これは貞観噴火でできた溶岩トンネルだそうで内山さんにおもちを焼いた時ふくれるみたいなものといわれて納得しました。この穴のなかはしゃがまないと通れないようなところもあって冒険心を満たしてくれました。そして樹海の散策に移りました。樹海の中は意外と明るくゴロゴロとした溶岩を挟むように木の根が這っていて根本にはコケなども張り付おり、広葉樹、針葉樹、いろいろ生えていました。 
 最後は自衛隊の北富士演習場の中にある雁の穴です。場内は日曜日には入ることができます。森にはいったところに大きめの洞穴と小さい井戸のような穴まで数個ありました。知らない人がきて間違って落ちてしまわないか心配な穴が多いです。これも富士山の溶岩流によってできた穴です。 
 ながめのよい演習場のススキの原をドライブして、お昼を食べ解散となりました。2年前の静岡友の会の深澤さんにお世話になった静岡側からの富士山巡検に続いて、今回は山梨県側から学ぶことができました。山梨友の会の内山さんご夫妻お世話になりました。このような機会を作ってくれた皆様に感謝します。 
 なお富士山のただいまの噴火警戒レベルは1(平常)だそうです。(KT)

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