2015年度総会

~福島で“カイギュウ”に会おう!~

  • 日にち:2015年6月27日(土)・28日(日)
  • 集合時刻・場所:13時JR会津若松駅改札口付近
  • 持ち物:筆記用具、宿泊に必要なもの(タオル・着替え等)
  • 宿泊費:一般8,000円・学生6,000円・中学生以下5,000円
    ※金額は予定。またコンパ代1,000円が必要です。

 今年度の総会はなんと、福島県は会津若松・喜多方で開催します。
 「喜多方市カイギュウランドたかさと」において白クジラの模型作成作業を体験したり、会津若松津市にある福島県立博物館を見学したりと盛りだくさんの内容です。 
 来年3月の発掘にむけて、ぜひみんなで一緒に宿泊し、いろんなことを学び、いろんな人に会って、いろんなことを語らいましょう。 

6月27日(土)
 13時会津若松駅改札口付近集合 
 13時30分~15時福島県立博物館(見学) 
 16時宿泊場所(喜多方市内旅館) 
 17時~総会・夕食・コンパ 
6月28日(日) 
 ※朝食前に地層(グリーンタフ)を自由参加で見学 
 9時~12時「カイギュウランドたかさと」見学&白クジラ模型作成作業 
 昼食後会津若松駅に移動し解散(14:00頃) 

ご参加の方は、別紙申込書に記入し、事務局へ送付してください(5月31日まで) 


【交通案内】
6月27日(土)
 ①郡山10:45発⇒(快速)⇒会津若松11:48着 
 ②郡山11:42発⇒(普通)⇒会津若松12:59着 

6月28日(日)
 ①会津若松14:08発⇒(快速)⇒郡山15:13着 
 ②会津若松15:06発⇒(普通)⇒郡山16:20着 


参加報告

 福島県の喜多方で2015 年度の総会が開催されました。
 初日は、福島県立博物館を見学しました。博物館では、福島県とその周辺の古墳などの遺跡の分布や、遺物の出土状況などが学べました。その他にもパレオパラドキシアの化石などが展示されており、展示内容は充実していました。夜は旅館で翌日見学する地層とそこに産する化石、特にカイギュウについての事前学習を行いました。 
 二日目は、朝からグリーンタフの露頭と塩坪化石層を見に行きました。グリーンタフの露頭では、川沿いの崖が美しい緑色をしていて驚きました。また、採石業者の建物は、壁がすべてグリーンタフであり、近くの駅の壁の一部や、川へ向かう道の途中にあった石垣もグリーンタフが使われており、面白いと思いました。塩坪化石層は海生哺乳類や貝の化石が多産する地層ですが、天然記念物に指定されているため、採集はできませんでした。しかし、埋まったままになっているクジラの骨を見ることができて満足でした。 
 その後、「カイギュウランドたかさと」を訪れました。この博物館は、閉校になった小学校を利用しており、不思議な雰囲気がありました。小規模な施設ですが、展示方法は工夫されており、展示されている化石などの資料も多いため、楽しく見学することができました。ここでは化石の発掘体験とクジラの模型作りをしました。塩坪化石層の石が敷地に運び込まれており、そこから貝の化石などを発掘しました。タマガイやツキガイモドキなどの貝類や、魚の骨などが見つかりました。クジラの模型作りでは、博物館に展示される予定の模型の作成を手伝いました。新聞紙と半紙でできているとは思えない立派な模型に仕上がりました。 
 今回の学習会は二日間ありましたが、充実したとても楽しくためになるものでした。 (ST)


 2015年6月27日(土)28日(日)に福島県喜多方市高郷にて、ひがし東京野尻湖友の会の総会がおこなわれました。ひがし東京友の会10名、宮城友の会2名、新潟から2名、福島友の会1名の計15名の参加がありました。
 27日は13:00に集合し、会津若松市にある福島県立博物館で東北地方南部の笹山原遺跡や塩坪遺跡などの後期旧石器時代について学習をしました。この地域で見つかる多くの石器や塩坪遺跡で見つかっているエンド・スクレイパーなどは、「珪質な頁岩が用いられている」ことがわかり、とても勉強になりました。また、福島県磐梯熱海町で見つかっているナウマンゾウの下顎臼歯の標本も見ることができました。 
 見学後に高郷へ移動し、グリーンタフ[荻野層:おぎのそう]の山の上にある温泉でゆっくりと入浴をし、民宿で地元の食材を使った夕食を味わいました。夕食後に「高郷の地層と化石」の学習会で、塩坪層(約1000万年前)と、そこから産出する海棲生物化石について学習しました。その後総会がおこなわれ一年間の総括と第21次発掘に向け、一年間の目標や予定も確認されました。コンパでは、時間を忘れて夜遅くまで楽しく語らうことができました。 
 28日早朝には、カイギュウやクジラなどの化石が発見された塩坪層模敷地の全面露頭の観察をおこない、朝食後に荻野駅前のグリーンタフの露頭と、荻野層・漆窪層・塩坪層の中~後期中新世の連続露頭の観察をし、“カイギュウランドたかさと”へと向かいました。 
 カイギュウランドでは、見学後塩坪層の化石発掘体験をしました。実際に岩石をハンマーとタガネで割り、出てきた化石の種類や名前をしらべ、ラベルをつくったりして、楽しく学習することができました。 
 また、カイギュウランドで作成中の全長約4.8mのクジラ模型の表面に半紙をはり、全身を白くする作業もおこないました。 
 今回は、複数の友の会で交流し、高郷のおもしろい地質名所へ案内することもでき、21次発掘に向け楽しい活動ができました。今後も多くの友の会でこのような楽しく交流しながら学習する機会を作っていけたらと思いました。 
 この学習会は、福島野尻湖友の会の名取さんのご協力により出来ました。また、各地から多くの参加者が来ていただいたので、楽しい学習会が出来ました。名取さんありがとうございました。

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