皆さんいかがお過ごしですか。ひがし東京野尻湖友の会秋の学習会のお知らせです。
今回は、数年ぶりに小櫃川干潟観察会を行います。春の干潟は見ていますが、秋の干潟はどうでしょうか。みんなで見てみましょう。
前日に集合して宿泊をします。宿泊は以下の予定です。
宿舎:民宿 与兵衛
〒292-0008 千葉県木更津市中島3864
料金:大人 6000円+コンパ代
集合:巌根駅 17:40
千葉 16:58→巌根17:32
参加を希望される人は、友の会事務局へ氏名、階層、移動手段、巌根駅到着時刻、遅れる方は夕食の有無をメールかFAXでご連絡ください。宿泊の締め切りは11月10日(月)です。
参加報告
2014年11月24日(月・祝)に小櫃川観察会を行いました。前日から民宿与兵衛に宿泊された方6名に、当日集合された方が合流して14名の参加となりました。
冷たい潮風が予想され、防寒対策で臨みましたが、小櫃川の河口付近を歩いていると汗ばむくらいの陽気になりました。川っぺりではアシハラガニをたくさん見かけました。
土手沿いの葦の根元にはアシハラガニの巣穴が無数に開いています。砂地にはウミニナが這っています。もしかしたら、ウミニナに似た外来種(ホソウミニナ)かもしれません。東京湾では、外来種が繁殖し、ウミニナの個体数が激減しているそうです。
ひがし東京野尻湖友の会では、20年くらい前の初夏にも小櫃川干潟を訪れています。河口付近には、学校の運動場の数倍はある葦の原っぱが広がっており、干潮時には、さらに、広大な干潟を見ることができました。ここは、東京湾に残る唯一の後背湿地です。それは、昔も今も変わらない景色でしょうか。20年前と比べると、若干、干潟が後退しているように感じた方もいらっしゃいました。今回は晩秋なので、同じ干潮でも、潮の引き具合が大きい初夏のほうが干潟も広いはずです。それよりも、やはり、河川の改修等が進んで、堆積物の供給が減少していることに原因がありそうです。
干潟には、水質を浄化する作用があります。そこに住む生物の生態系を維持するには、干潟を守る必要があります。でも、本当に今の干潟の姿を残そうとすれば、それだけでは十分ではないことに気付かされました。外来種の問題、内陸部の開発、生活ゴミの漂着など、人間の経済活動が少しずつ干潟に影響を及ぼしながら、干潟自体もゆっくりと変化しています。このように、観察会では、自然と触れ合いながら見たこと、感じたことを各自がワイワイ、ガヤガヤ、話していきました。その会話を通して、互いに学習し合い、それぞれの気付きを得ることができました。(HM)
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