新年 を迎え、いかがお過ごしですか。 友の会新年会 ・ 学習会 のお知らせです。
今回は、 今後の発掘に向けて力をつけることを目的として、石器づくりに関する学習会を
行います。自ら体験し、割った石を観察することで、石器づくりの技術を学びます。
また、当日は
新年会 恒例の「お年玉プレゼント交換会」もおこないます。参加される方は 「お年玉」 家 の 不用品 な ど どんなものでも OK )をご持参ください。
参加報告
毎回、様々な活動を楽しみにして参加しています。今回は3月2日土曜日、千葉県船橋市中央公民館 4 階実習室にて実施された「友の会新年会・石器づくり学習会」に娘(小 3 )と共に参加しました。柏市から電車にて JR 船橋駅で下車し、徒歩数分で目的地に到着しました。学習会は野外活動が多いですが、今回は室内での体験学習でした。参加者は 10 名程度でした。
石器はあまりにも私たちに馴染みがなく、私も教科書レベルの知識しかありません。つまり石器は、かなり昔の人が石を加工してつくった道具。この道具を自分で作るという期待が膨らんでゆ きました。講師の方から石器づくりの簡単な説明を聞いたあと、実際に石器づくりを始めました。初めて見る黒曜石の端に硬い石を叩きつけて剥がすように割りました(剥片作り)。最初は薄く剥がす要領が難しいですが、コツをつかむと意外に簡単に割れました。ただし、自分の欲しい大きさの破片を作るのは相当大変でした。剥片の特徴を観察した後、各自がナイフやスクレイパーに加工しました。持ち手の部分は鹿の角を押し当てて丸くしました。私は作製したナイフで野菜を切ってみました。切断面が思ったよりも綺麗に一直線に切れていたので感動しました。 私たちの祖先と同じ体験をしたのです。
石器をつくるためには、原料となる黒曜石が必要です。原産地は限られているため、黒曜石を遠くまで運場なければなりません。興味深いことに、各地と交易した証拠が残っているそうです。そして古代の人達は各地で必要な石器をつくっていたのです。おそらく、私たちよりもかなり巧妙に石器をつくり、実用品として活躍したに違いありません。自分のつくった石器(と呼べるかわかりませんが)をみてそんな思いに想像を膨らましながら有意義な学習会を終えました。最後に、みんなで食べた豚汁も美味しく、各々が 持ち寄った‘’“豪華プレゼント”交換会も大いに盛り上がり実に楽しい学習会でした。(NU)
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