浦安市は 、 元町といわれる 沖積地に 、 地盤沈下による 0m 地帯が分布 しています 。 今回の 巡検では、 「埋立て」という 人為的な自然改変と、災害・人々の暮らしとの関係 を踏まえながら、実際に歩き、現地を見て、 浦安の地盤を体感して みたいと思います。 この機会にぜひご参加ください。 現地では、 合計 3 4 時間程度歩きます。歩きやすい靴・服装でお願いします。
参加報告
12月16日(日)、「 浦安を歩く~災害と人々の暮らしを学ぶ~ 」と題する学習会を 開催しました。 浦安市の多くは埋め立て地で、 2011 年 3 月11 日の東日本大震災でも液状化等による大きな被害が発生したことは、記憶に新しいかもしれません 。 今回の学習会では、「埋立て」という人為的な自然改変と、災害・人々 の暮らしを踏まえながら、現地を歩いて浦安を体感しました。
学習会当日、 当初 は薄日も漏れていましたが、次第に どんよりとした曇り空 となり 、昼過ぎには雨も降り出して、大 変寒い 1 日 でし た。 参加者は 10 名、楠さんを講師にお迎えしての巡検となりました 。
参加者 は 10 時 に 東西 線 浦安 駅改札に集合 しました 。 約 4 時間の コースは次の通りです。おおむね境川に沿って、西から東に向かって歩きました。
浦安駅 → 境川西水門 → 排水機場 → 大塚家住宅
→ 記念橋 → 江川舟溜り跡
→ 浦安市郷土博物館(昼食)
→ 境川東水門 境川排水 機場 段差道路
→ 市立東小学校
→ 県立浦安高校 猫 実川 →浦安駅
浦安はもともと漁業や水産加工 など 水産業の町として発達してきましたが、都市部の拡大と 共に、海水面の埋め立てが行われ 、次第に水産業も衰微してきました 。 一方で埋立地には、さまざまな大型施設や住宅が建てられ、新たな町も出現しました。こうした、もともとの地形と自然改変の痕跡、また埋立地という特性から生じるさまざまな問題(地盤沈下、高潮など)に対して、どのように対処してきたか、いまも残る痕跡を前にして解説していただきました。
浦安に は何度 か足を運びましたが、今回、解説を交えていただきながら実際に歩いてみて、思いのほか起伏が激しいことに気づき、事情や背景を知らないと気付かない痕跡(船着き場跡など)も 多い事など、大変勉強になった学習会でした。
個人的には、郷土博物館に展示されている板碑(中世に作られた結晶片岩製の供養塔婆)がおすすめです。学習会の内容とは全く関係ありませんが…。(HS)
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